『悪韓論VS悪日論』
猫の額のような住まいなので、本を買っても置き場に困る。本が溜まってくるとBOOKOFFへ行って一冊10円で売ることが多い。最近は、勤め人を辞め時間ができたので、ほとんど図書館を利用している。ところで、M市立図書館に予約しておいた『悪韓論VS悪日論』(双葉新書) [新書]井上 和彦 (著), 金慶珠 (著)が手元に届いた。井上さんも金さんも、昭和20年代生まれの愚生と違い、お若い戦後の世代だ。双方の国の主張を語った対談であり、面白くて一気に読みきった。日本の視点で語る井上さんの論旨は愚生とほぼ同じだ。一般的な日本人の見方も、だいたい集約されるだろう。一方、金さんの卓越した日本語能力と弁舌には、彼女の聡明さが滲み出ている。おまけに、とびっきりなインテリ美人ときているため、愚生など韓国側の主張に引き込まれそうになる始末だ。口先外交の醜悪婆の大統領と大違いだ。昨今の中国、韓国が反日を声高らかに叫ぶことは、日本との国力差が縮小してきたことに起因するようだ。つまり、日本と対峙して困らなくなってきたことと、外敵として日本を中傷し国内の政権基盤を強めることが狙いだろう。そして、韓国経済に至っては、中国依存になり、中国の権謀術数に抵抗できないというのが現実のようだ。元来、朝鮮という国は事大主義だ。朝鮮の歴史を振り返れば、支那、ロシア、日本、米国と時々の強国に事大している。そして、今は、中国に帰依している。今回、この本を読んで韓国側の主張に同意はできないが、彼らにも一理あると思った。大東亜戦争から70年近くも経れば、愚生の親父のようにチャンコロ、チョン公、露介と蔑視した当時の世相を知る世代は、ほとんどいない。彼らを蔑視した罪悪感を持たない日本人しかいなくなったことも、日韓の摩擦の一因なのかもしれない。
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- 日本の政治家は使えない人物が多過ぎる(2020.08.13)
- 世界への貢献度「大学ランキング」(2019.05.04)
- 一度結んだ契約を蒸し返せば、半島人と同じ(2019.01.10)
- 友達よ泣くんじゃない(2018.03.31)
- 昔を振り返って共感できる大学生時代(2016.12.03)
「心と体」カテゴリの記事
- 人は老いに従うことのみ(2022.11.03)
- 感謝する気持を持つことは重要(2019.05.13)
- 金があれば幸せなのか(2019.04.03)
- 長く生き過ぎることも厄介なことだ。(2018.09.19)
- 他人のことは良く見えるようだ。(2018.09.10)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 新宿歌舞伎町は、当時の青線地帯(2020.07.10)
- エイサー祭りは、今年で33回目(2019.09.15)
- 年賀状は必要悪な慣習だとは思えない(2019.01.07)
- 「女とワインは古い方がいい」(2018.10.14)
- ポスト5Gには、いったい何があるのだろうか?(2018.07.13)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ブログを再開しました。(2023.11.18)
- 浄粒善行はtwitterに移行しました。@jyohryu(2023.04.27)
- 今日でブログを終了します。(2023.04.14)
- N党の混乱に思う(2023.04.13)
- 不倫の無能男な現職知事(2023.04.10)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 今回の株急落は想定内なのだろうか(2018.10.11)
- 火のない所に煙は立たぬ(2017.09.07)
- 松山大臣が16歳の少女に淫らな行為か(2017.08.09)
- 米フェイスブックが月間利用者20億人に(2017.06.28)
- 貧困に喘ぐ女性の現実(2017.05.30)
コメント