東芝のセキュリティ管理が問題
東芝の半導体メモリーの研究データが、韓国SKハイニックスに流出していた事件で、東芝の提携先の元技術者が逮捕された。逮捕容疑は、東芝に勤務していた時に、自らのIDを使って東芝のサーバーコンピュータにアクセスし、営業秘密の研究データを記録媒体のUSBメモリーにコピーし、転職先のハイニックスに提供したという。容疑者は容疑を認めているというから事実のようだ。今回の事件は、研究データの漏洩だから犯罪性は明らかだ。しかし、元技術者だった愚生には、疑問に思うことも多い。企業が特許という形で、研究成果の権利をしっかりと確保していれば問題はないはずだ。つまり、過去に勤務した企業が転職した技術者の頭の中まで縛ることが可能なのだろうか?企業内で知り得たといっても、先端技術者であれば日進月歩の技術革新において、常に知識は更新しなければならない。頭の中のどこまでが、企業の知識かなど詳細に区別はつかない。一番問題なのは、漏洩させた技術者より、情報を漏洩する環境を放置した東芝のセキュリティ管理のようにも思える。だいたい、2007年代にもなって、USBメモリーを社内に持ち込ませるなど、全く情報管理がなっていない。東芝は情報漏洩により、1000億円以上の利益を損なったとして韓国メーカーを提訴したというが、そんな重要な機密事項を関連会社の社員がアクセス可能にすること自体が問題だろう。
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