文化の日が近くなると
文化の日が近くなると文化勲章受賞者が発表される。伝統芸能の維持に尽くした方々も多数選ばれる。江戸時代の北陸地方は、前田利家を祖とする加賀藩が治めていた。加賀藩主前田家は、藩内において能楽を奨励し支援した。おかかえ能役者には、名字を名乗ることが許されるほど、手厚く保護されていたという。しかし、明治維新の廃藩置県で雇い主の士族が食えなくなったくらいだから、藩おかかえ能役者も廃業するしかなかった。そのあおりで、愚生の家系も明治維新で能役者を廃業したと曽祖母から何度も聞かされた。世が世なら、愚生も小さな勲章くらい一つ貰えたかもしれない。ただし、古来の格式伝統を守ることは、現代人にとって大変なことだろう。あれだけ聡明な雅子さまでも、そのストレスで統合失調症を発病されるくらいだ。還暦過ぎて特にすることもないから、今日はカッパエビセンを食いながらダルビッシュの応援でもしようというわけにはいかない。そう思うと、自由気ままで束縛されない愚生のほうが勝っていると慰める。役にも立たない勲章など、羨ましいとは思わない。ただし、ありえない話だと思うが、勲章をくれると言うなら喜んでもらう。
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