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2014年5月 9日 (金)

管理統制が行われていれば、絶対に起きない

Con_img_02 理研は、STAP論文の筆頭著者の小保方晴子氏から出されていた不服申し立てに対し、再調査する必要はないと判断した。今後、懲罰委員会が小保方氏を懲戒免職や諭旨免職にするのだろう。勤め人を長らくやっていた愚生が、理研の対応を見て不思議に思うのは以下のようなコメントだ。コンプライアンス担当の理事を務める米倉氏に対して、野依良治理事長ら幹部がいつ責任を取るのかについて質問が飛ぶと「まずわれわれのやるべきことはモラルの再生、再発防止に向けて努力することが責任の取り方と考えている」と答えたことだ。小保方氏は、末端の研究員だ。本来なら、組織としての管理統制が行われていれば、絶対に起きない事件だ。例えば、労災事故などで、作業員がつまづきそうな足元に物を置くのは、それを放置する会社が悪い。今回、実験ノートのチェック・論文の査読・不自然な画像といろいろ指摘されている。これに対しても、「後から参加したので、詳細を把握する時間がなかった。」「投稿前に渡されたため査読できなかった。」とかの言い訳が多い。しかし、行われるはずの管理統制ができなかったのは、小保方氏の責任ではない。すべて、管理責任者の責任だ。その一番悪い張本人の米倉氏が、再発防止に向けて努力することが責任だという。まず、辞任すべきは、管理統制能力のない野依良治理事長とコンプライアンス担当理事だろう。準公務員扱いの理研の理事連中には呆れて開いた口がふさがらない。

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