長く生きることが、辛い世の中
平成26年地価公示は、全国平均では、住宅地、商業地ともに依然として下落しているが、三大都市圏平均では、上昇に転換したという。実感として、東京郊外でも上昇はともかく、地価の下落は止まったような気はする。しかし、住人の老齢化が進んだ東京近郊の多摩や神奈川のニュータウン、千葉臨海の団地郡などゴーストタウン化してきている。首都圏でも耐用年数が過ぎた昭和の団地郡が建て替えられずに放置され、10%以上も空き家という状態だ。一方、関東の田舎を車で走れば放置された広大な土地が目に付く。土地神話が崩壊したことを、まざまざと見せつけられる。地価の下げ止まりは、株高での資産価格上昇と土地そのものの供給が限られることが原因だろう。少子高齢化の今、都心の一部を除けば、地価の大幅な上昇など望むべくもない。土地を持つなら固定資産税がかからない分だけ投機性のリスクは伴うが「金地金」で持っていたほうがいい。そういう金の人気も、昨今の米国景気の回復と中国不動産バブルの崩壊で陰ってきた。還暦を過ぎ、これから自分の余生を有意義に過ごす時期になっても、細々と働く友人が多い。長く生きることが、辛い世の中にはしたくないものだ。
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