隔世の感がする。
近年は、日曜日の朝に放送される「小さな旅 」という番組がある。田舎出身のせいか、この番組を見ると心が癒される。映像のない主題音楽だけでも気持ちが和む。そういう気分に浸りながら、テレビを消そうとすると、続いて「人工知能の近未来」という朝向きではない番組が流れた。主に、将棋のプロ棋士vsコンピュータの電脳戦の内容だった。将棋が趣味の愚生は、今年の電脳戦の結果は知っている。三年連続コンピュータ側の勝利で、今回もプロ棋士側の1勝4敗だった。毎年、コンピュータとの実力差は開いていくようだ。チェスの世界では、プロ選手が勝てないというから、将棋も同じ道を辿っているようだ。コンピュータの記憶容量は、無限に近い。毎年CPU速度やアクセス速度が上がれば、膨大な処理をこなすことができる。解析論理の進歩が遅くても、前年よりは確実に強くなるだろう。人間を補完する記憶や計算する部分が向上するのだから手が付けられない。森下卓九段は、コンピュータ相手の勝ち負けより、研究仲間として付き合っていくという。100メートルの徒競走やマラソンで、人間が機械相手と戦う愚を考えれば納得できる。そういう愚生も、負けそうになっても文句も言わずに「待った」をしてくれるコンピュータとしか将棋は指さない。日本のコンピュータ産業に黎明期から関わってきた愚生にとっては、隔世の感がする。ところで、今朝は、マー君が登板するというので早朝からMLB観戦をした。結果は、7回3失点で開幕から15戦連続QSも2敗目だった。がっくりと疲れた。「高い金を払っているのに打たれるとは・・」と愚痴を言いながら朝めしを食っていると、「オーナーでもないあんたは、一円も払っていない。文句をいう筋合いでは無い。」と横から言われて、なおさら不機嫌になった。一服の清涼は、サッカーワールドカップでアルジェリアが韓国に快勝したことぐらいだ。
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