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2014年6月 5日 (木)

富士通マンとしての心意気

As20140410000088_comm_2_2 愚生は、F社で勤め人を長らくしていたため、ニフティとの係わりは多い。niftyのNは日商岩井(現双日)でFは富士通だ。共同出資で設立した個人向け情報サービス会社で、電話回線を使うパソコン通信「ニフティサーブ」を始めた。会員数はパソツウ(パソコン通信)では、日本最大の200万人超に達していた。1987年代ころ、会員を増やすことと、使い易さを求めるため、申請すれば富士通社員は無料でIDを貰えた。管理職は、全員IDを持たされていたため、家に帰っても上司から報告を求められ、昼夜、土日も在宅勤務を余儀なくされた。部下に指示を出すには非常に便利だったが、諸刃の剣だった。そういうパソコン通信も、インターネットの普及で富士通のプロバイダー「インフォウェブ」に統合され「パソツウ」という時代は終焉した。ネット接続事業は、移動体通信事業者(キャリア)が優位なことと市場が飽和状態で、厳しい顧客獲得競争にさらされている。今後は、高速無線通信「LTE」などの移動通信の高速化で自宅に固定回線を持たない層も増える。直近ではNECがネット接続事業を売却した。ニフティの売却は、これまでも何度かうわさに上ってきたたが、すでに国内の投資ファンドなどに打診を始めているという。2002年、秋草直之社長時代にもソニーへの売却話があったが、富士通の役員、OBたちが猛反対して売却を断念した。そのいわくつきの売却話は、2010年に秋草直之元社長と野副州旦前社長の権力闘争の中で蒸し返され、野副州旦社長解任の原因となった。当時、構造改革で離職した元従業員たちは、次の就職やこれからの人生設計で大変だというのに・・、苦々しい思いが脳裏を蘇る。そういう、野副州旦前社長も、秋草直之氏らと富士通に対し謝罪と損害賠償を求めて提訴した訴訟は、最高裁判所で審理中だという。今も、元気で戦っている野副氏を見ると、良し悪しはともかく富士通マンとしての心意気には敬服する。パソコンのバッタ商売の役員連中など、つめの垢でも煎じて飲めといいたい。
係争中の野副さんの言い分・・・
http://blog.goo.ne.jp/nozoenoteigen

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