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2014年6月27日 (金)

福島県警全体がモラルハザード

Images 福島県警捜査2課の幹部が自殺した問題で、県警は自殺した1人を含む計3人にパワハラ行為をしたとして、清野隆行捜査2課長を戒告の懲戒処分にした。戒告処分とは、3ヶ月間の昇給延伸、賞与の減額処分だ。こんな軽微な処分しかしないことが、パワハラを放置することになる。公務員という職種は、倒産がない職種だ。民間企業なら、組織が機能しなければ自ら倒産を招く。人材を無駄にするようなことは絶対にない。愚生は、IT企業で管理職を長年やってきたが、できない人材に無理な仕事を押し付けることはイジメ(犯罪)になる。自殺するほど部下を追い込んでしまうことは、言葉による殺人に等しい。どうも福島県警は、日常茶飯事このようなパワハラが行われ、抑止する機能もないようだ。だいたい、清野2課長は部下の男性3人に「国語を習ってきたのか」「小学生みたいな文書を作るな」「おまえは係長以下だ」と言いったというが、問題があれば課長自らが文書を作成して具体的に添削指導をすべきだ。清野課長のやったことは、課長職という職権で、自身の不満を部下に撒き散らし、部下を精神障害に追いやったことだ。福島県警は、2人もの自殺者を出した清野課長を刑事告発するべきだ。言葉の暴行による精神的苦痛は、肉体的な暴行より遥かに悪質だ。清野課長が「部下に多大な精神的苦痛を与えたことを深くおわびします。」と謝罪して済むとでも思っているのだろうか?このような戒告処分しか出さない福島県警の名和振平本部長は、真剣にハラスメント防止やメンタルヘルス対策を強化する意志はない。これは、福島県警全体がモラルハザードを起こし倫理腐敗しているとしか思えない。監督官庁の管理不行き届きが、最大の責任だ。

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