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2014年7月20日 (日)

IBMの事業方針を踏襲しろ

Search パナソニックは、携帯基地局事業をノキアに売却した。パナソニックといえば、ここ数年リストラで、スマホ(スマートフォン)やプラズマテレビなどから撤退した。今回、海外勢と価格競争で、採算が悪化した携帯基地局事業もやめる。ガラケー同様にキャリア丸抱えの個別仕様規格だったころは、熾烈な価格競争もない堅実な事業だった。しかし、共通規格の4G(LTEのサービス)が始まると、価格競争で日本勢のシェア合計は2004年度の63%が、2013年度は45%に低下した。世界規模の競争は、価格で中国企業の華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)に勝てない。パナソニックの今回の撤退は、時間の問題だった。デジタル家電に限らず、仕様が標準化されたデジタル機器(携帯基地局など)は、投資規模で決る。本の印刷や成型加工型費と同じで、投資規模を大きくし、寡占しなければ生き残れない。シャープの大型液晶パネル事業のように市場予測を間違えると、企業の屋台骨まで揺るがす。ノキアやBlackBerry(ブラックベリー)もスマホ対応を誤り、いっきに損益を悪くした。先日、富士通も半導体事業から撤退したように、安定成長にはデジタル製品は向かないようだ。「ハード機器など、ソフトやサービスの上で踊っているだけだ。」とは言い過ぎだろうか?スマホの世界を見れば、基盤ソフトは、iOSやAndroidWindowsだ。ハード機器ベンダーは、いずれかの上で商売させてもらっている。Nexus7ASUS)のようにGoogleが自社販売すれば、ハード機器ベンダーの出る幕はない。サムスン電子は、iOSAndroidの争いの中で事業規模を膨らませたが、将来は危ない。日本のコンピュータ産業に黎明期から携わってきた愚生に言わせれば、最も安定した企業はIBMだと思う。過去にメインフレーム360シリーズ、オフコンAS/400PCとハード機器も提供してきたが、事業の主力をソフト・サービス基盤やコンサルタントへ移した。基幹業務のトランザクションやビッグデータを扱うIBMは、基幹システムの本質を抑えている。近年、クラウドコンピューティングが、もてはやされている。しかし、ホスティングの一種だと思えば、以前からあったシステム形態の一つだ。日本の企業経営者に、IT産業の将来予測などは無理だろうから、目をつぶってIBMの事業方針を踏襲しろといいたい。ところで、富士通は、半導体事業から撤退し、ソフト・サービスに注力をしているが、今の経営者連中は携帯・パソコンの購買部門出身者だ。未だに自分の生い立ちをリストラできないで正気かといいたい。

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