愚生と労を共にした仲間に感謝したい。
早朝、トイレへ行く機会に、寝床のスマホでドル円の為替を見ると1ドル=102円75~85銭だった。日経新聞に、一時は103円15銭と4カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けたとある。一昨日まで、1ドル=101円80銭くらいだったので驚かされた。いったい何が要因なのかといえば、米国内GDP速報値が前期比年率4.0%増えたことで、投資家の景況感が強気に傾き、米金利が上昇したことだ。確かに、日米の金利差が拡大すれば、当然円売り・ドル買が起きるだろう。今年4月の相場観は、米国の量的緩和縮小で、中長期的に米金利上昇に伴うドル高が進むという噂だった。そして、ドルは5~6月に105~110円、年内に110~115円に上がるといった声まで聞かれた。ところが、予想は外れた。円安となった今でも1ドル=102円75~85銭というから、市場予想などあてにならない。おまけに、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、米連邦準備理事会(FRB)は緩和的な金融政策運営を続ける姿勢を示したというから、全く五里霧中だ。ところで、東大→長銀→キャバ嬢→株トレーダー経歴の村田美夏さんは、株で2億円稼いだというから恐れ入る。村田さんの談話で参考になったことは、短期記憶は得意なので、大学入試を乗り切り、東大学経済学部も首席で卒業した。しかし、社会に出て、事務知識のペーパーテストは100点を取れても、実際にやってみると上手くいかない。キャリアを積んで、様々な能力が必要だと自覚したという。短期記憶も苦手な愚生には、羨ましい限りだ。しかし、愚者と自覚して歩んだため、身の丈を越えた願望は、持たなかった。先を読めない技術者だったが、ネットワーク・コンピューティングで必要と思われることを愚直に追求した。愚生が20年前に企画したネットワーク製品が、未だに販売されている。労を共にした当時の仲間に、つくづく感謝したい。
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