イザベラ・バード『朝鮮紀行』時岡敬子訳
東京郊外のM市立図書館に予約していた『朝鮮紀行』時岡敬子訳が届いた。イザベラ・バードが1894年(明治27年)から1897年(明治30年)にかけて、4度にわたり末期の李氏朝鮮を訪れて書いた紀行文だ。当時の朝鮮の風俗、社会、政治情勢など、詳細に記されている歴史的資料だ。貴族にあたる両班の従者などは、金も払わず住民を脅して鶏や卵を奪っていたとある。そして、ソウルには「盗む側」と「盗まれる側」の二つの身分しかないとあるほど腐敗した官僚制度だったという。日本政府による、堕落しきった朝鮮の官僚制度改革について、イザベラ・バードは好意的な視点で記している。しかし、朝鮮人の多くは、搾取や不正利得ができなくなるという私利私欲のために、日本による改革に反対していたという。19世紀末期に書かれた歴史的資料だが、21世紀のこんにち読んでも、当時を正確に分析する著者の眼力に敬服する。韓国の日本批判は、常々不快に思っていたが、彼らの過去の文化に触れ多少斟酌する気持ちになった。日本による朝鮮王朝の改革は、朝鮮人に対して誠実すぎたことと、拙速だったことが問題だったようだ。ロシアのように、朝鮮王朝が腐るまでほって置いてから、併呑するくらの厳しい外交姿勢に欠けていた。紀行文の中で、日本人は当時も朝鮮人には嫌われていたようだ。3世紀前に豊臣秀吉による朝鮮征伐があった。その時の朝鮮人の艱難辛苦が影響しているようだ。イザベラ・バードの『朝鮮紀行』に記された朝鮮文化の慣習は、今でも受け継がれている気がする。恥知らずな朴槿恵大統領の告げ口外交も、紀行文から読み取れる朝鮮人気質と照らし合わせば、多少理解ができるような気もする。そうはいっても、朝鮮人は「属国気質と自分本位の両班制度の本質」は、当時も今も世界中から受け入れられないことを悟るべきだ。歴史的に朝鮮王朝は、支那の一部だった。日清戦争で日本から独立をプレゼントされても事大主義が相応しいのだろうか?支那の習近平が、韓国訪問で「友人」とはいわずに「親戚」といったあたりが、支那の本音だろう。東アジアといっても、地理的には近いが、当時から支那・朝鮮人と日本人は全く違う。日本人は誠実で潔癖であるのに対して、支那・朝鮮人は盗みたかりの盗賊集団だ。日本の政治家は、一読すべき書籍だ。
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