兼高かおる世界の旅
イザベラ・バードの『朝鮮紀行』が面白かったので、続いて『日本奥地紀行』を読もうとM市立図書館へ行った。平日の図書館は、行き場所のない団塊の世代の独壇場だ。読むともなく、寝るともない状態で本や雑誌と向いあっている。それに比べ、ネット社会に紛れんこで、居場所がある愚生は幸せものだ。ところで、イザベラ・バードとは時代は違うが、パンアメリカン航空(PAN AM)がスポンサーの『兼高かおる世界の旅』というテレビ番組があった。流暢な英語で、世界中を飛び回る「兼高かおるさん」を見て憧れたものだった。愚生も、レベルはずいぶん違うが、学生時代に西欧を一人旅したことを思いだす。1ドル300円程度の時代だったため、ユーレイルパスと格安航空チケットを購入するのがやっとだった。お金もなかったため、英単語は「ホットドック」くらいで十分だった。宿泊は、トーマスクックのタイムテーブル片手に夜行列車か、ユースホステルで凌いだ。言葉が通じないことは当たり前だと思ってしまうと、下手糞な英語でも、それほど不便は感じなかった。その糞度胸が幸いしたのか、F社に入ってからも、海外に行く機会に恵まれた。若い頃は、欧米に喜んで行ったものだが、40歳代後半になると長距離は辛いので、比較的近いアジアにしか行かなくなった。挙句の果て、志の低い愚生は、夜は社用族になって、観光よりアルコール漬けだった。今から思うと、惜しいときだった。
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