血筋とは争えないものだ。
我が家には、愚生より遥かに血統は上で、誰がみても眉目秀麗なロシアンブルーがいる。本人は、生後30日くらいで親猫から離され、ペットショップのガラス箱のゲージで育った。60日目に売れなくて、半額セールされたのが愚生の目にとまり拙宅にきた。当初は、不安そうだったが、一週間もすると慣れて我が家の子になった。平生、かみさんの後を、金魚の糞のようについて歩く。しかし、ここ数日実家に帰省したこともあり、食事の不安からか、めずらしく愚生に愛想をふりまく。飢えたことのない猫なので、いつもガツガツ食べたりしないが、今日に限って皿の中が空っぽだ。朝の6時ごろには、二階の愚生の部室を覗きにくる。どうも、頭の悪い愚生が、食事の用意を忘れることを心配をしているようだ。かみさんがいないと、その布団の上で寝起きをする。特等席だと思っているようだ。猫といっても、本人は物心のつく前から我が家の一員で、戸外に出たこともない。当然、自分の顔など見たことはないから、猫とは思っていないようだ。いつも胡散臭そうに、愚生を見る目つきも、いつもより優しい。結構、気配りをしているようだ。使い込み不正が発覚し、大泣きし、訳のわからないことを言う県議を見ると、拙宅の猫のほうがよほど賢いと思う。血筋とは争えないものだ。
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