セウォル号が沈んだように、サムスン号も
韓国サムスン電子の業績の減速が鮮明になってきた。2014年4~6月期の連結営業利益が前年同期比24%減、売上高も10%減った。高級スマホ市場は既に成熟化が始まり、中低価格機市場では中国勢など下位メーカーとの競合が激化し採算が悪化した。中国の華為技術など下位のスマホメーカーが高級感のある金属カバーを採用したのに対し、樹脂モデルのサムスン製品が見劣りした。サムスンはスマホのシステムLSIやディスプレーといった基幹部品も内製しているため、スマホの不振は事業にも波及したようだ。秋には、サムスンが得意とする大画面スマホをアップルも発売するため競争はいっそう激しくなる。サムスンは、スマホの最先端部品は日本からの供給に頼る。ギャラクシーS5には、日本勢が韓国メーカーの技術のパクリを恐れ協力しなかったため写真撮影時の手ぶれ補正機能などは搭載されていない。サムスンのスマホといっても基盤は脆弱だ。スマホの市場は、アップルのスティーブ・ジョブスが創造した。基幹部品は、日本からの供給に頼るアセンブリービジネスだ。そして、最大の弱点はAndroid上で踊っていることだ。スマホのOSは、Android(Google),I-os(アップル),WindowsMobile(マイクロソフト)だ。基盤OSを持たないハードアセンブリー企業には、顧客を繋ぎ止める術は、価格の優位性か機能の差別化しかない。アセンブリー企業のサムソンには、後者の選択肢はない。つまり、中国の華為技術などとの価格競争しかない。高級機市場の日本では、韓国製品など絶対に買わない。現代自動車が日本で全く走っていないことで容易にわかる。韓国製品など、信用されないからだ。過去の歴史を振り返れば、パクリと捏造の韓国など信用するに足るはずはない。先般のセウォル号が沈んだように、サムスン号も傾き始めた。サムスンに支えられた韓国経済も夕日に手を会わせて拝んでも、日本は助けてくれない。何度も自由主義陣営の国々を騙すことなどできない。
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