ドル・円相場は今年下期にも105円~110円
昨年から、アナリストが予想していた円安は、なかなか進まない。先週発表された、4~6期の米国GDP成長率が、市場予想を上回る4.0%だったことで、円は一時、1ドル=103円15銭に下落した。昨年末は、1ドル=105円程度だったから、今年の年末には、110円という見通しもあった。愚生のような素人は、噂を信じて米ドル預金や米ドル資産を購入して備えていた。ところが、その後いっこうに円安は進まずに、101円~102円台だ。佐々木融氏の著書にもあっが、ドル・円の為替は、日米金利差だという。理由は、いろいろ言われてはいるが、2年もの債券の日米金利差は、0.3%程度の横ばいだったから、ドル・円為替相場も動かなかったということらしい。ところが、先日、日米金利差が、0.5%に広がったことで円安に振れた。そして、経済アナリスト連中は、米金利の先高観を背景にドル・円相場は、今年下期にも105円~110円に向かうと言い出した。経済アナリストの的中率は、50%というから八卦と同じ確率だ。予想したからといって、なんの保障もないが、円安に備えていた愚生にとっては朗報だ。ガソリン価格を見れば、日本の貿易収支の赤字拡大は、実感としてかわる。そして、安物買いの愚生など、メイドインジャパンの製品などに、お目にかかったこともない。そう考えれば、今回のアナリストの円安予想は、当たるような気もする。「始めから損を覚悟で相場せよ、思案すぐれば時機を失う」と自分に言い聞かせて損ばかりしてきた。「損して休むは上の上。」との格言もあるが、休んだきりで楽をしてきたため、もう一度、市場に戻る元気はない。それより、質素倹約で余生を静に過ごしたい。
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