自己満足で、もはや投資ではない
投資家は、損をするのが嫌だ。儲けようとして投資するのだろうから当たり前だ。自分が上がると思って買った不動産(土地・マンション)や株・投資信託の価格が気きになる。値下がりすると、何とか理屈をつけて自分を言いくるめ、損失を先送りしたい心理が働く。投資家は、今の市場評価ではなく、自分が買ったときの価格を基準に売却を判断しがちだ。換金性のいい株や投資信託なら、持ち続けることにこだわらず、さっさと売って損を確定する方法もある。そうすることで、取り返しがつかないような大損はしない。ところが、土地神話で不動産を持っている人には、こうすることはできなかった。1985年から1991年で、5倍に上がった土地価格(例千代田区住宅地)は、一転して2007年には高値から1/5に下げた。最近東京では、やっと横ばいになったようだが、地方では未だに下げ止まらない。自宅なら、車や衣類と同じ消耗品の使用料だと言って納得するが、投資用不動産としてもっている場合は、歯がゆい思いだろう。個人で売買した場合は、業者間取引きより、少なくても3割は高く買っている。古くなった中古マンションなど、入居者が見つからないだけでなく、修繕費や管理費まで負担させられる。売却しようにも、売却希望額はあっても、取引事例はない。そして、取り壊し対象になっている「新耐震基準が導入された1981年(昭和56年)」以前に完成した建物など購入するひとはいない。あたりまえだが、中古戸建て住宅の上物同様に、一般的な築35年を過ぎたマンション物件にも不動産価値があるとは思えない。おまけに、マンションでは更地価格の査定もできないから踏んだり蹴ったりだ。知り合いに、バブル期にマンションを一棟建てしたり、借金をして個室を購入した友人がいる。彼らが、今尚保有しているのは、大損しているため清算すらできないからだ。女性が、質屋で購入価格の十分の一でも取ってくれないダイヤモンド石を、着けているのと同じだ。つまり、自己満足にお金を払ったので、もはや投資ではなくなっている。
愚生が肝にて銘じていることは、・・
・不動産は自宅以外に持つべきではない。
・不動産投資は、REITや投資信託経由ですべきだ。投資先は、少子高齢化の日本より、安定な成長を期待できる米国市場にすべきだ。
・株の購入は、長期保有を前提に高配当銘柄にすべきだ。
・不動産は自宅以外に持つべきではない。
・不動産投資は、REITや投資信託経由ですべきだ。投資先は、少子高齢化の日本より、安定な成長を期待できる米国市場にすべきだ。
・株の購入は、長期保有を前提に高配当銘柄にすべきだ。
・宝飾品が欲しいなら、18金の地金価格になるべく近いものにすべきだ。
参考:バブル前後の地価
参考:バブル前後の地価
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