フランシスコ法王の韓国訪問
ローマカトリック教会のフランシスコ法王が今日から18日まで韓国を訪問する。韓国は人口の内、(22.8%が仏教徒で)18.3%がプロテスタント教徒、そして10.9%がカトリック教徒というから、3割以上がキリスト教徒だ。訪韓する法王に、記念として慰安婦の絵を贈るという。愚生は、名前だけのカトリック教徒だが、罪の許しについてマタイ福音書18章21節~35節を思い出す。ある時ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」イエスはお答えになった。「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。」そして、自分からそれを説明された。「そこで、天の国は次のようにたとえられる。ある王が、家来たちに貸した金の決済をしようとした。決済し始めたところ、一万タラントン借金している家来が、王の前に連れて来られた。しかし返済できなかったので、主君はこの家来に、自分も妻も子も、また持ち物も全部売って返済するように命じた。家来はひれ伏し、『どうか待ってください。きっと全部お返しします』としきりに願った。その家来の主君は憐(あわ)れに思って、彼を赦し、その借金を帳消しにしてやった」(マタイ18章21-27節)。この家来は、借金を帳消しにしてもらったから、自分も妻も子も、また持ち物も売らずに済み、そのまま新しい出発ができることになった。それは、主君がその家来を憐(あわ)れに思って、赦し、借金が無かったことにし、具体的には借金を、「帳消し」、「御破算」にしてくれたおかげである。「あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう」(マタイ18章35節)イエスの結びの言葉だ。キリスト教会では、「主の祈り」を必ず唱える。「わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします」という箇所がある。キリスト教をひとことで言えば、「隣人愛」だ。ところで、カトリック教徒だという、朴槿恵大統領は、独立記念パーティーで「1000年経っても日本を恨む」という演説を行った。どうも、洗礼を受けたキリスト教徒であることは事実だが、宗教としてのキリスト教とは無縁のようだ。キリスト教徒なら、このような発言をすることは、神の冒涜にあたる。韓国民は、諸手を挙げてフランシスコ法王の訪韓を歓迎している。しかし、日本に謝罪を求め続ける似非クリスチャンの韓国キリスト教徒にとって、法王の福音は、必ずしも耳障りがいいとはいえない。
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コメント
私もFの退職者です。毎日拝読しています。あなたに「愚生」はふさわしくありません。そんなにご自身をさげすむことも無いのかと思います。普通に「私」で良いのでは。
投稿: | 2014年8月16日 (土) 00時57分