朝日新聞に公共の電波は納得がいかない。
子会社に出向した昔の上司S氏が、問題があれば自分が全責任を取ると偉そうに言っていた。サラリーマンは、金があるわけでもないから、会社に損失を与えても弁済などできない。責任を取ると言えば、せいぜい退職するくらいだろう。責任という言葉を、ずいぶん軽く使っているので、訝しげに見ていた。その後、子会社の業績が傾いたため、専務だったS氏も、自分もあとから辞めると言って、部下に退職を勧めた。部下の面々は、仕方なく忍気呑声の思いで希望退職に応じた。彼らは、馬鹿な上司と会社に見切りをつけた決断だったのだろう。S氏は、後から辞めるのかと思っていたが、本社のF社に戻ってきた。業績が傾いたのは自分のせいではない。自分は、辞める必要などないと開き直って、貶められても本部長付として、最後までF社にしがみ付いていた。傍から見ていて、生き様の醜さに辟易した。大企業の役員といっても、しょせん資本家ではない。大木にしがみ付いている蝉のようなものだ。時間の許す限り樹液を吸い尽くして去っていく。零細企業の資本家社長の方が、はるかに倫理観がある。ところで、政治家の結果責任を厳しく追求する朝日新聞は、従軍慰安婦に関する記事の誤りを認めた。しかし、間違った報道をして、国益を損なった影響については、全く反省をしていない。そして、恣意的な嘘を報道した責任を取ろうともしない。報道の自由などと偉そうなことを言って、恥も外聞もなく書きっぱなしの無責任な態度に、マスコミ報道の倫理観と信憑性を疑う。平素、軽々しく使ってきた主張を、自らには当てはめない身勝手さには、呆れてものもいえない。朝日新聞関連会社に、公共の電波を割り当てることは、納得がいかない。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 政治家を恨みたくもなる。(2023.02.01)
- 投資家は米金融当局と闘うな(2023.01.31)
- FRBの過去の実績から判断(2023.01.30)
- 新しい日銀総裁の名前(2023.01.28)
- 自分が持っていないものに憧れる(2023.01.26)
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- ディズニーがネットフリックスを抜いた。(2022.08.14)
- BSフジに『クイズ!脳ベルSHOW』(2022.08.08)
- 小津安二郎監督の「長屋紳士録」(2021.05.30)
- 小津安二郎の「秋日和」(2021.05.05)
- 『東京家族』はオリジナル版と遜色なし(2020.11.16)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 今回の株急落は想定内なのだろうか(2018.10.11)
- 火のない所に煙は立たぬ(2017.09.07)
- 松山大臣が16歳の少女に淫らな行為か(2017.08.09)
- 米フェイスブックが月間利用者20億人に(2017.06.28)
- 貧困に喘ぐ女性の現実(2017.05.30)
コメント