戦後教育は、自虐史観を教えられてきた。
今日、日本国民の多くが、先の大東亜戦争は、日本が仕掛けた無謀な戦争だったと、信じこまされている。だが事実は全く違う。アメリカは日本が真珠湾を攻撃するかなり前から、日本と戦って屈服させ、無力化することを決定していた。そういう史観を記した「なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか(祥伝社新書) 加瀬 英明、 ヘンリー・S・ストークス著」は、還暦越えの愚生には、目新しかった。昭和20年代生まれの愚生は、自虐史観を学校で教えられてきた。大東亜戦争から約70年が過ぎた今、過去の忌まわしい戦争の歴史検証が当時の資料を元に改めてなされている。あの戦争は、振り返れば有色人独立のきっかけとなった。日本は、国際社会に人種平等の旗を掲げて是正を迫った唯一の独立国だった。その日本は、真にアジア、アフリカの希望の光だった。日露戦争が白人の不敗神話を崩壊し、日本帝国の軍隊が、香港、ビルマ、インドシナ、インドといった、西側帝国主義の要塞を次々と攻略していった。その素早さは、それまで白人は不敗と信じていた諸民族を驚愕させた。インドネシアでは敗戦後も多くの日本兵が独立義勇軍に参加してオランダ軍と戦った。しかも侵略された国の青年に軍事教練を施し、近代組織の経営を教えている。日本がアジアの国々を独立させるために、努力を惜しまなかったと見るのが正しい認識といえる。インドネシアでは、独立記念塔の碑に日本の皇紀の年号を用いている。それほど日本に感謝していた。日本はアジアを侵略したのではない。欧米の侵略からアジアを守ったのが、歴史的な真実だ。東京裁判の判事を務めたオランダのレーリンク判事は「連合国は日本非戦闘市民を大量に焼殺し、国際法を徹底的に踏みにじった」「日本はアジアをアジア人の手に取り戻すために戦った」「人種差別が太平洋戦争の一因であり、白人の連合国側は、有色人である日本を人間以下とみなしていた」と著書で語っている。侵略戦争の罪や、平和に対する罪は、戦勝国の米国ルーズベルト政権こそが、裁かれるべきだった。真珠湾攻撃にしても、5ヶ月前に中国本土から日本本土への爆撃命令に、ルーズベルトが署名していたことなど、愚生の歴史教育では、教えられていない。また、ルーズベルトは1936年、日本が真珠湾を攻撃する5年前に中国の蒋介石政権に、戦闘機とアメリカ陸軍航空隊のパイロットを義勇兵として提供する計画を実現することを命じる極秘の大統領令を発していた。米国は、日本の暗号解読で、事前に日本の動きを知っていて、新鋭艦を真珠湾の外に待避させた。真珠湾に残っていたのは第一次大戦からの旧型艦だった。しかも、事前に掴んでいた真珠湾攻撃の情報を肝心のハワイの太平洋艦隊司令官と陸軍司令官だけには知らせず、ハワイの太平洋艦隊を生け贄にした。米国は、当時「中国はアメリカの勢力圏のなかにある」と見なしていた。中国人はWASPを頂点とするヒエラルキーの最下層を構成できるが、日本人は、自力で「名誉白人」の座を掴み、国際連盟の五大国に成長した。白人社会にとって、恐怖の対象となった。「憐れで気の毒な弱者」中国を「悪の侵略者」日本が襲ったので、「正義のヒーロー」アメリカ合衆国が颯爽と現れて叩きのめした。そして、素晴らしい日本に生まれ変わらせたという史観は、真っ赤な嘘だった。史実を検証すれば、善意の国などありはしない。狡猾で邪悪な面ばかりが目立つ。米、英、蘭、露、仏、など、すべて狡知に長けた国だ。機密文書が徐々に公開されるに従って、全く知らされていなかった真実が現れてきた。正しい歴史認識を持ず、隣国を批判する習近平や朴槿恵には、危うさを感じる。歴史的評価というものは、将来の歴史家がするものだと、つくづく思い知らされた。
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