ソニー平井社長は狼少年
ソニーは、スマートフォン事業の事業見直で、減損約1800億円を営業損失として計上すると発表した。期待したスマホが振るわなかったというが、こんなデジタル家電を事業の柱と位置づける経営者に「アホか」といいたい。他の「ゲーム」「イメージング」についても、ゲーム専用機の需要増は見込めない。また、ソニーの得意な撮像素子半導体でも、ミラーレス・一眼レフの大幅な出荷増は見込めない。ソニーは昨年度に業績下方修正を3度も繰り返した。たいたい、スマホといっても、PCのOSがWindowsなのと同様に、OSはグーグルのAndroidだ。一方、アップルOSは自社製iOSで、ハードも自社製だ。ソニーの社長さんは、パソコンの歴史を振り返れば戦略が間違っていることぐらい容易に気づきそうなものだ。平井社長は「今後は販売規模ではなく収益を重視する」と量から質への戦略転換をアピールするが、高い製品など売れるはずはない。最後に、スマホからの撤退のため、また減損処理という運命だろう。新興国の安値スマホに追い上げられ、韓国サムスン電子も、いずれ破綻するだろう。その前に、ソニーは確実に撤退させられる。日本でもNEC・パナソニックが撤退した。次に、富士通・シャープが続く。そして、事業戦略としたソニーは、投資した設備廃棄時の大赤字がこれから待ち構えている。生き残りのため他の企業は、どうしてるいだろうか?日立・東芝・三菱は、インフラ電機に軸足を移す。また、メカというアナログ要素がある高付加価値の白物家電(乾燥つきドラム型洗濯機など)に注力している。富士通・NECは、自社の囲い込んだシステム顧客資産を、クラウドへ移行させるソフト・サービスへ。沖は、メカを伴うアナログ要素が強いATM機販売で、収益を安定させている。WindowsやAndriod上で、相撲を取っても、線香花火のようなものだ。土俵提供企業の提灯持ちでしかない。薄利多売のスマホ事業で、ソニー社員の高い給料など払えるはずはない。今日は、株価がストップ安だろう。株価1000円以下になるまでは、下がり続ける気がする。愚生の目には、平井社長は狼少年としか映らない。
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