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2014年10月 1日 (水)

年末には1ドル111円から、115円程度

Image 愚生のような貧乏者にも、銀行から仕組債の販売勧誘がある。「仕組債」とはデリバティブが組み込まれた債券のことだが、素人に詳細なことまで、わかるはずはない。ほとんどの仕組債は、取引によって損失を負担するリスクを負うことによる対価(オプション料)になっている。為替市場でも、通貨オプション取引が大きく影響を与えているという。国内輸入企業が、ドルを為替予約するために、先物で円売り・ドル買いをする。その時に、ドル・買いのオプション費用を抑えるために、設定水準を1度でもドルが上回るとドルを買う権利が消える「ノックアウト」の特約を付ける。今回の円安で、このドルを買う権利がなくなる値を超えたため、ドルを改めて買わなければならないケースが発生した。1ドル=108円ちょうど近辺~109円台半ばの水準では、ノックアウトオプションにかかわる円売り・ドル買いの注文が増えた。そして、その権利消滅の値が、1ドル110112円台だという。こう考えると、円買いに賭けた投資家は、権利消滅を防ぐべく果敢に円買い・ドル売りで抵抗してきた。その結果、オプションをノックアウトさせられたうえに、売ったドルを清算のため買い戻さざるをえない。当面、大損を抱えて身動きがとれない。1ドル111円前後が攻防なら、必死な円買い・ドル売りの防戦は、その近辺までないだろう。ならば、年末には1ドル111円から、さらに売り込まれれば、115円程度まで安くなるかもしれない。円安で諸物価が上がり、円安とは関連が薄くなったという日経平均でも、更に上昇する気もする。さしたる資産もない愚生には影響はないが、インフレヘッジ対策は外貨預金か日本株に移すしかない。(少子高齢化の日本不動産はヘッジにならないという考え。)そう思って、昨日の下落相場で、高配当銘柄を僅かな蓄えから買ってしまったが・・・。

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