最後に一つだけ選べと言えばスマホ
総務省がまとめた調査で、高校1年生の9割近くがスマートフォンを所有し、「ガラケー」は1割強まで減った。所有するインターネット接続機器(複数回答)は「スマホ」が88.1%で、2年前の6割弱からさらに伸びた。そして、「タブレット端末」の所有も16.5%に増えた。一方、2年前に7割強あった「パソコン」の保有率は52.2%まで低下した。高校1年生といえば、まだ仕事をしていない世代だ。一般の調査結果では、デジタルデバイド 【 digital divide 】負け組のお年寄りも含まれる。この調査結果からわかることは、今の環境が続けば、将来は世代枠を取り払ってもこの数値に近づくだろう。即ち、カラケーの終焉とパソコン市場縮小だ。ネットサーフィン・閲覧主体・簡単なネットショッピング程度の使用環境なら、PCというコンピュータは不要だ。データ加工やプログラミングの必要がない人は、パソコンを個人で買わなくなる。スマホ・パッド・パソコン・宅内光ケーブル・通信使用料金・新聞と情報通信にかかる費用のうち、一般的な個人が仕事や業務以外として支出する金額は限られる。若いひとり者なら、最初に削る費用は、新聞購読料だ。次は、宅内光ケーブルだろう。無線通信が高速になり、現在の4Gから5Gになれば、自宅にいることが少ない人にとって、宅内光ケーブルなど不要だ。そして、無線が主流になれば、スマホのテザリング【tethering】機能を使って、パソコンをネット接続することになる。そうなれば、どうしても自宅でパソコンが必要なひと以外は購入しなくなる。こう考えると、高校1年生のアンケート結果は、将来を暗示している。ところで、還暦過ぎた愚生は、すべてに支出しているが、加齢が進めば同じ選択肢になるだろう。そして、最後に一つだけ欲しいものを選べと言えばスマホだろう。こんなに小さくて便利なものはない。ただし、今持っている5Sより6プラスにしたい。
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