夢とは体全体で感じているものが脳裏に
愚生は、夢を覚えていることが多い。たまに見る夢なら、関連付けをして楽しめる。しかし、毎日、錯綜した夢を見せられてもうんざりする。今朝の夢は、昭和18年の日経新聞を読んでいる夢だった。日本産業経済(1942年11月1日-1946年2月28日)とあるから、昭和17年には、前身の新聞社があったようだ。なぜこんな夢を見るのかまったく心当たりはない。心霊療法/予言者エドガー・ケイシーに取りつかれていたころ、「夢予知の秘密」という夢関連の本も買った。当時、見た夢を分析しようと著書をめくったこともあったが、さっぱり見当がつかなかった。そうこうしているうちに、夢の分析は止めてしまった。ただ、夢を覚える方法を取得したせいか、毎朝の夢をいくらか覚えている。まったく根拠はない推論だが、夢とはなにか体全体で感じているものが、脳裏に現れるのだろうと思う。大学時代に、数学のテストが解けない夢をよく見た。うなされながら起きて、もう受験は終わったのだから問題を解かなくてよいのだと安心したこともあった。これなどは、心に潜むトラウマが現れるようで納得できる。ただ、トイレが壊れて水が止まらない夢などまったく関連付けようがない。今朝の夢も、そのたぐいだ。変化のない日々を過ごしているからだろうか?勤め人を辞めて、家でぶらぶらしているせいか、ゆっくり考える時間はあるが解があるとは思えない。ところで、退職後、「僕は365連休だ」と話していた昔の先輩を思い出す。彼は、会社人間だったせいか、決して楽しそうではなかった。しかし、不真面目に生きてきた愚生は、何もしなくてもいい余生を十分楽しんでいる。質素倹約でしか生きられないが、感謝しなければならない。
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