ひとの喜怒哀楽は微分値
ひとが幸せに感じる瞬間とは何であろう。物質的なものがいくら満たされていても、精神的に満たされなければ幸せは感じない。また、体の健康は失って初めてその大切さに気づく。そして、健康がなければ、すべて灰色のフィルターを透してしか外界を見ることはできない。今だと問題になる発言だろうが、ずいぶん昔に「アフリカの黒人は、貧しくてもアメリカの黒人より生き生きしている」と聞いたことがある。愚生は、アメリカへ所用で行くことはあったが、アフリカはなかったので真偽はわからない。しかし、置かれている状況により感じ方が変わることは事実のようだ。同窓会の事務局をしていて、楽しいと言っていた友人が、とんと来なくなることがある。家庭の事情なのか、本人の心境の変化かはわからない。ただ、出席する気分にならないことだけは事実だ。そう思うと、ひとの喜怒哀楽は、その絶対値ではなく微分値のような気もする。楽しく生きるすべは、日々感謝の気持ちを持つ習慣をつけないとできないようだ。ところで、先週末から円安・株高で気分が高揚する。10%の増税も、細かいことだと納得してしまいそうだ。ひとの心の移り変わりとは、ずいぶんいい加減なものだと思う。黒田総裁が、そういう目的で今回の金融緩和を放ったのなら、たいした策士だと感心する。
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コメント
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投稿: ugg 1873 | 2014年11月11日 (火) 07時03分