円安は財政基盤の健全化に寄与
今日のダウ平均は前日比91ドル06セント高の1万7810ドル06セントと過去最高値を更新した。そして、揉みあっていたダウ・リート指数も上昇した。中国人民銀行が利下げに踏み切ることや、欧州中央銀行のドラギ総裁が物価上昇率を引き上げるために「やるべきことをやる」と語ったことが好感されたようだ。日銀と同様に、欧州中銀も量的金融緩和に踏み切るとの思惑が強まり、欧州株が軒並み上昇した。世界中の中央銀行が、量的緩和でお札を大量に印刷している。それならと思い、金の米ドル/オンス価格を見たが、こちらのほうは1202ドルと低調だ。どうも金の資産価値としての人気は終わったようだ。日本は3連休に入るため月曜日の欧米市場の様子をみないとなんとも言えないが、日経平均はもう一段の上昇があるような気がする。愚生が思うのだから、「鵜の目鷹の目」の海外投資ファンドの日本株買い入れが、続いているのだろう。そうはいっても「相場の金と凧の糸は出しきるな。」という格言もある。それほど金も要らなくなった老人は、欲をかかないことだと戒めている。愚生は、毎月一回、僅かな資産を〆ている。先月から今月にかけての円安効果で、見かけ上の円資産ベースは膨らんだ。日本の法人・個人が持っている海外債権も同時に大きく膨らんだはずだ。一方、日本国の債務になる日銀が発行する国債は、膨らんだ債権に対して相対的に小さくなった。円安で債権大国日本は、円ベースで債権を膨らまし、ドルベースで日本の債務(借金)を棒引きしているようなものだ。政府はあからさまに言わないが、円安は政府の財政基盤の健全化に寄与している。
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