金価格が底値、もしくは底値を模索
昨日、日経ラジオで投資アナリストの林則行氏は金の採掘価格は、1オンス=1800ドルなのでいずれ供給が減ってくる。金価格は、来年には2倍になるとの話しだった。そう思って、金相場を見れば、スイス中銀が為替上限を撤廃した以降、上昇している。林則行氏の経歴はと見れば、コロンビア大学MBA、日米の運用機関でアナリスト、ファンドマネージャーを歴任し、2000-2006年、世界最大の政府系ファンド・アブダビ投資庁で日本株式運用部長というから実務豊富なファンドマネージャーだ。金採掘価格は、1200ドルと頭の中に刷り込まれていたため、意外な気がした。SPDRをみれば、金保有が742トンと数年前の半分だから、ずいぶん売り込まれたようだ。久しぶりに、昨日引けに500口程度、金ETF1540を買ってみた。しかし、英バークレイズのアナリストは、2015年は金価格が新たな安値を試す展開になるとし、1オンス=1130ドルを下回ると予測する。また、スイス銀行UBSアナリストは、貴金属の今年の価格見通しを下方修正し、今年の金価格の予想は1オンス=1200ドルから1190ドルに引き下げた。ただし、顧客向けノートでは、金相場の軟化は、大半が織り込み済みのため相場をさらに押し下げることは少ないという。どうも、アナリストの見方もかなり分かれているが、金価格が底値、もしくは底値を模索する時期だ、というから買い場かもしれない。以前、金に投資して思ったことは、金価格そのものよりドル・円の為替相場のほうか大きく影響する気がした。それが理由で、最近はドル資産で持つことのほうを選んでいる。金は円安には有効な手段だが、金利が付かないため配当は出ない。金利上昇局面で、金価格は上がる芽は少ない。朝令暮改の愚生は、今朝の寄りですべて売却した。ただし、長期で持つにはメリットがある。為替がドル・円115円近辺で、1オンス=1200ドルぐらいになれば、4500円くらいまで下がる。そう思って、長期間に亘った指値を入れた。
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