今日の大きな悪魔は愛国心
愚生の小さい頃は、正月となると日の丸を掲げた。元旦の午前中は、学校の登校日だった。融雪装置もなかった時代、雪国の元旦は、車も少ないため轍もなく、新雪に覆われていた。愚生の田舎では、元旦に学校で紅白の饅頭が配られた。饅頭を貰うのはうれしいが、新雪をかき分けて学校まで行き、校長の話など聞くだけなら休みにして欲しかった。愚生の同僚や後輩が学校の校長をしていると思うと、当時の校長もつまらない話をしたのだろう。都会の元旦は、当時とすっかり変わってしまった。東京郊外の西に、大きく神奈川へ張り出して愚生の住む「まほろ市」はある。東京都南西部最大の住宅街であり、歓楽街であり、電気街であり、書店街であり、学生街であるがゆえに、スーパーマーケットやデパート、商店街といった施設は軒並み元旦も営業している。そして、ほとんどの人は、普段と変わらない服装で、街をいきかい混み合っている。戦前教育を受けたことのない人たちばかりになってしまったせいか、元旦に国旗を掲揚する家もない。愚生の家には、日本国旗はない。以前、国旗を買って休日に掲揚しようかと妻に言ったら、右翼と間違えられるから止めろという。ジョージ・バーナード・ショウは、「愛国心とは、自分がそこに生まれたという理由で、その国が他より優っているとする信念のことだ。」という。また、チャールズ・スペンサー・チャップリンは、「今日の大きな悪魔は愛国心、愛国心が大戦をもたらすのだ」ともいっている。最近の朴槿恵や習近平をみていると、チャップリンの独裁者という映画を思い出す。
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