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2015年1月25日 (日)

住みやすい県の上位にランクされる富山県

16 北陸新幹線の開業が迫ったせいか、富山・石川の名物や名産を紹介する番組が多くなった。ずいぶん昔に田舎を捨てた愚生は、懐かしさや目新しい発見を感じる。最速の「かがやき」は、東京⇒富山を2時間8分で結ぶ。東京⇒大宮⇒長野⇒富山しか停車しない。上野・高崎・新潟県内は素通りだ。なぜ上野駅など造ったのか、上越新幹線や東北新幹線を利用する機会に思う。事情はいろいろあっただろうが、政治家による大きな無駄遣いだ。高崎駅の通過駅化は、東北新幹線の場合でも、青森行きのなどの遠距離列車は、宇都宮駅が通過駅となるので予想はできた。そして、新潟県の上越妙高駅の通過駅化は、最後までもめたことは記憶に新しい。新潟県泉田知事は、県内に全電車停車しなければ、北陸新幹線の地元建設費負担を払わないと約束を反故にした。結局、ゴネ得で国から並行在来線支援名目で780億円を獲得した。泉田知事という人は、目立ちたがり屋で東電の原発稼働についても生半可な知識でいろいろ発言している。自分達さえ良ければ、他はどうでも良いと公共の利益を全く考えなない新潟県民気質丸出しの人だ。上越新幹線の建設に、新潟県は一銭も地元負担費を支払っていないことを忘れているようだ。県民性はともかく、富山・石川・新潟を比べれば、違った顔が見えてくる。新潟県は、県域が大きいぶん、所得格差や、開けている所とそうでないところの差が非常に大きい。一方、富山県は、所得・工業出荷額をはじめとして、県全体として平均的で、いわゆる住みやすい県の上位にランクされる。外からのイメージとは違い、実態は、富山・石川・新潟の順で裕福だ。「金持ち喧嘩せず」という故事は、平成の大合併を上意下達でコンセンサスが得られた富山県人の県民性をよく表わしている。

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