外貨建て資産を持つ必要性がある
米国リート指数が上昇している。Dow Jones Equity All REIT Indexは、リーマンショク前の値を越えた。サブプライムローンで、米国不動産バブルが崩壊した時から比べれば、倍以上となった。景気対策の量的金融緩和で、債権が買われすぎ、利回りが史上最低にまで低下してしまった。そのせいか、多少リスクはあっても利回りのいいREITに資金が向かったようだ。当時のDow Jones Industrial Average株価指数は14,000ドルで、高くなったといっても、今が17,678ドルだから、まだ伸び代があるのかもしれない。金以外のコモディティ商品は、デフレのせいか極めて安い。その金も、ギリシャの選挙が終わった後は、1オンス1,280ドルと冴えない価格だ。どうも、日本の円安・株高が継続しそうで、今朝の日本株は上がりそうな気がする。風見鶏のように、「英金融大手HSBCは、2015年末に1ドル=128円、2016年末には1ドル=130円まで円安が進むと予想」という記事もでる。円安は家計の実質収入を目減りさせる。資産を円で持つことは、日本国内に住んでいても円安の影響から免れ得ない。目減りを防ぐ意味でも、やはり外貨建て資産を持つ必要性がある。外貨建て資産残高は、1年前に比べて16%増えたというから、愚生同様に多くの人が運用資産を、米ドル建ての株や上場投資信託に投資しているのだろう。お金をばら撒くのは簡単だが、回収するのは容易でない。政府は、撒いた金を放置したまま、円価値の毀損で帳尻を合わすような気がする。
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