野卑滑稽な反面教師として
今朝の【産経抄】に面白い記事があった。東日本大震災の直後「かかるとき かかる首相を いただきて かかる目に遭ふ 日本の不幸」と和歌に託した俳人がいた。もし民主党政権ではなく、菅直人が首相でなかったら、という悔悟の念を表したものだ。そして、20年前の阪神大震災時も同じ思いだっただろう。自民党と社会党、さきがけが野合し村山富市が首相だったため、首相官邸の初動は、信じられぬほど鈍かった。阪神大震災は午前5時に起きたが、閣議が開かれたのは、午前10時をまわっていたという。政争に明け暮れ、自身の権力闘争に忙しく、国益など全く頭になかったからだろう。その村山、菅の両元首相は、今に至っても日本国を貶めるために、政治活動を行っている。村山など韓国に招待され、日本の代表のような顔をして、日本国民の迷惑など顧みず日本批判を繰り返す。自分の存在価値を鼓舞したいのだろうか。ところで、村山富市を首相に選んだのは、国民ではなく自民党橋本竜太郎やさきがけの武村正義だ。そして、民主党を選んだのは国民自らだ。いずれにせよ、国民が選んだ国会議員がやった不始末だから、我々自身も自戒すべきだ。ただ、彼らにも功績はある。村山富市の愚行で、社会党左派の流れをくむ社民党 は崩壊して泡沫政党となった。一方、菅直人がゾンビのように名を連ねる民主党は、支持者が離散して回復の兆しもない。野卑滑稽な反面教師としては、今も日本国民に貢献しているようだ。
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