富山の食文化は、昆布と結びついている
今朝、6時にNHK総合チャネルをつけると蒲鉾(かまぼこ)の話題だった。富山の昆布巻蒲鉾はめずらしい。蒲鉾の底に、板がついていないのも変っていると言っている。富山育ちの愚生は、普段から食べ慣れているせいで、そんなものが珍しいのかと改めて思った。そういえば、富山を出てから蒲鉾を買って、食べようと思ったことはない。また、富山には昆布餅という物もある。そして、刺身などが残ると、日持ちさせるために昆布で締めたりする。番組の中で、富山は昆布の消費量は、全国三位だと言っていた。そのくらい富山の食文化は、昆布と結びついている。理由は、戦前のことだろうが、富山の貧しい農家の多くが開拓農民として北海道に渡った。曽祖母の話しでは、政治家の中川一郎も、富山からの入植者だと言っていた。中川姓を名乗る北海道民は、富山からの移民が多いという。そういう訳で、富山では昆布は取れないが、北海道と深く結びついて大量に昆布を消費する文化があるようだ。番組の中で女傳という蒲鉾店が取材されていた。富山を出てから、久しぶりに聞く懐かしい名前だ。店主は女川という姓だから、女傳(伝)というのは姓から採った屋号なのだろうか?雪深い田舎を捨ててから40年数年になるが、愚生の故郷も色々な文化があると再認識した。ところで、冬が厳しい富山は生きていくための知恵だろうか、小異を捨てて大同につくという県民性だ。上意下達が効きすぎるのか、平成の大合併で、富山市は富山県の29.24%の面積を占め、一つの市町村が県に占める面積の割合としては全国一となった。残念な気もするが、辺境の地にあって、いまだに戦後の教育改革の男女共学もなされず、葫くさい餃子の消費量などを争ったりする土地柄よりはましだろう。
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