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2015年1月26日 (月)

もともと金銭は寂しがりや

Fa295150af38316175ec9796f915a511 「指値を取り消すな。」という株式格言がある。株を買う時は、安く買えば安全だ。絶対損しない価格で取得しようと、虫のいい指値で指す。無理に買うことはない、というくらいの気持ちで冷静に判断しているからだ。これまで何度も経験があることだが、最初に指した安い指値で買えたのに、指値を上げて買い向かって、高い価格で取得したことが多い。高く買えば、当然上値は限られているから儲けも少なく、反対に下落余地が大きいため損するリスクが増す。これまで解っていても出来なかったのは、欲の皮が突っ張っているせいだ。こう思うと、株や為替で儲ける人は、分析力などよりも、自己欲求をいかに抑えられるかが重要だ。儲けるひとは、欲の皮が突っ張ったような売買をしないからだろう。バブル期の愛読書といえば、邱永漢氏の著書が多い。直木賞作家だけあって、読み易い文章で、解りやすく書いてあるからだ。その中に、「お金にいうことをきかせようと思えば、お金の性質をよく知り、お金に気に入られように心掛ける必要がある。お金の性質を知らない人は、お金に逃げられるし、愛想をつかされるし、一向に相手にしてもらえない。」とある。そして、「もともと金銭は寂しがりやで、仲間の多く集まるところに集まりたがる。いい働き口があると、お互いに教えあって、大勢で出かけていき、しばらくすると、また孫や子までゾロゾロと引き連れて戻ってくる。お金は居心地がよいようになると、類を以って集まってくるから、どうしてもお金の居心地が良いようにしてあげないと、折角、つれてきても長い無用とばかりに姿を消してしまうのである。」とある。要するに、お金は儲かっている人を慕って、さらにその人を儲けさせるようだ。愚生もそうありたいものだ。

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