今後も円安・株高の流れ
欧州中央銀行(ECB)は、定例理事会で、量的金融緩和策の実施を決めた。ECBドラギ総裁は「2%に近い中期的な物価上昇率の目標達成」が見通せるまで必要なら量的緩和を続ける考えを示唆した。ユーロ圏も日本と同様なデフレに陥っているようだ。ECB指揮下の各国中銀は、毎月約8兆円の国債を含めた資産の買い取りを2016年9月まで続けるという。この決定は、事前に仏大統領からも漏れていたためユーロは売られていた。決定内容は、予想されたものだったため「噂で買って、事実で売る」という流れかと思っていた。しかし、昨晩の欧米の株やREIT指数は大きく上昇しユーロも売られた。同時に、円もドルに対して大幅安となった。今後も円安・株高の流れが続き、今日の日経平均も大きく上昇しそうだ。米国の量的緩和(QE3)は終了したが、日欧は再来年度上期いっぱいまで、量的金融緩和で紙幣を乱発するというから、世界的な金融緩和で金余りの状態は変わらない。その結果、今後もドルが買われる展開が続くようだ。一昨日、確信が持てないので、少しだけ海外株式指数とREIT指数を買い入れた。ところで、なぜ儲かるときは少なく、損をする時は大きいのかわかる。「麦わら帽子は冬に買え。」の通り、周りがそう思わない時期は、不安で慎重になり、少ししか投資しない。一方、「赤信号みんなで渡れば怖くない」という状況では、欲の皮が突っ張った状態で大きく買いを入れ、大損をする。そう思うと、今日は買わないほうがいいのかもと悩んでしまう。
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