2015年いっぱいは、株価の上昇が続く
明日の米国市場は、プレジデントデイで休業とのことだ。オバマ大統領の自信のない顔をみると、休日返上で頑張って頂きたい気がする。先週、ドル円為替と日経平均.N225があっさりと120円、1万8000円の大台を突破した。米国雇用統計の上振れで米国金利が上昇したことがきっかけだった。ただ、米利上げ時期の見方は依然分かれており、今後の株高・円安の持続力は不明とのことだ。ギリシャ問題で騒いだ割には、マーケットには影響はなかった。どうも、取り越し苦労だったようだ。ウクライナとの停戦合意も、ロシアが守っていないようだから、以前と何にも変わっていない。やはり、米国の利上げ時期だけが大きく市場にインパクトあるようだ。昨年のダウと日経平均のかい離は、ドル円の為替を除けば、比較チャートは近似している。昨年3月、FRBのイエレン議長は、量的緩和政策終了後の利上げ時期に関して、半年程度を意味しているだろうとの見解で株は大きく下げた。過去のバブルデータから言えることは、サブプライム・バブル時、日本の初回の利上げから7ヶ月後に株価は天井をつけた。そして、米国ITバブル時は、最初の政策金利引き上げ後、7ヶ月で株価は天井を付けている。政策金利の引き上げと株価についての教訓として言えることは、
★政策金利の最初の引き上げで株価は下がる訳ではない。
★多くは複数回の引き上げ後、初回から7ヶ月程度で株価は天井をつけることが多い。
米国で2015年半ばに政策金利を引き上げられるのであれば、その7ヵ月程度後の2016年初めまでは、株価は上がる。そして、日本は2015年10月に消費税が10%に引き上げられる。その影響で株価下落圧力が出始めるとすれば、2016年春頃となり重なる。2015年いっぱいは、株価の上昇が続くと思われる。一方、米国の株価指数とREIT指数を比較すれば、動きはほぼ同じだがリーマンショック以降は、株価の上げが先行した。しかし、長期で見ればインフレがもたらすせいか、指数の動きはほぼ同じだ。ただ、今をバブルとみれば、昨年一年のリート指数の上げは大きく、今後の大きな伸びは期待できないような気がする。損をしない投資であれば、2015年は債権を除き、複数の資産を組み合わせたほうが安心だ。
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