終値で1万8000円を超えられるだろうか?
長期金利とREITの関係を一言でいえば、REITは金利上昇に弱い。その理由は、金利上昇による他の金利商品との間での優位性が失われる。つまり、REITは金利収入が期待される商品だが、金利上昇によって定期預金や債券などのリターンが上昇すると相対的な優位性が薄れる。さらに、REITは自己資本に加えて、多くの資金を銀行等から融資をうけ、ビルやマンションを購入する。そのため、金利上昇で利払い費用が増加する。その結果として、REITの収益性が悪化する。一方、インフレが伴う場合、REITが保有する不動産資産価値が上昇するため、インフレ対策の資産としては有効だ。今回、米国は政策金利を上げるというが、急激な引き上げはないだろう。そういう観点から、一概に大きく値下がりするとも思えない。実際、米国以外では量的金融緩和政策を進めているため、余ったお金の行き場はない。しかし、REIT市場の物件はほとんど米国内のため、米国の金利上昇局面では、REITのポジションは減らしたほうがいい。株式市場は、米国もドイツの最高値をつけている。今日の日経平均は思案橋、終値で1万8000円を超えられるだろうか?思案橋ブルースという歌もあるが、気分は青江三奈の長崎ブルースだ。
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