株の儲けは我慢料
お金儲けの神様といわれた邱永漢さんは「株の儲けは我慢料」という名言を残した。株式投資は自分の思い通りにならないことがほとんどなので、多少上手くいかなくても辛抱強く耐える精神力が必要だという意味だ。サウジアラビアの女性が株式投資が上手いのは、彼女たちが我慢強いからだと言われる。愚生はこれまで思惑が外れて含み損を抱え、損失を拡大しないために損切りを選択したことは多い。含み益を得るまで長期に待って投資機会を失くすより、損切したほうが再起しやすいと考えるからだ。そうはいっても、損切ばかしていると元金が無くなってしまうので程度もあるが・・・。ところが、株式投資で本当に辛いのは含み益を抱えたときだという意見もある。理由は、今得ている利益が消えるかもしれないという恐怖を無視するのは、強い精神力が必要だからだという。少し利益が出ただけで株を売っていたら、大儲けするのは不可能だから説得力はある。ところで、愚生の場合、儲かるときはいつも投資金額が少ないことが多い。なぜかと詮索すれば、株が下がっている時に買うため、怖くて大金を投資できなかったからだ。儲かる時とは、欲の皮を突っ張らせないで、損してもいいと余裕をもって投資するからだろう。冷めた目でみれば、上がっているものを追いかけることはリスクが多い。そして、思惑通りだったとしても、儲けの糊代部分は少ない。今まで失敗ばかりして学んだことは、負けを素直に認めることだ。そうすれば大損はしない。猜疑心を強くし、思惑が違ったら脱兎のような逃げ足で資金を回収することが重要だと思う。そう思い、買い足した海外リートを昨日すべて売却した。
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