20年も保守なしに稼働するなど奇跡
電力買い取り価格の引き下げで、「売電住宅」の販売戸数は急降下している。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が施行され、出力10キロワット以上の買い取り価格は、2014年度に32円(1キロワット時)、それが7月には27円に下がる。20年間での収入は、1000万円以上から800万円以下となる。設備投資は約500万円程度だというから、保守も含めればメリットは少ない。愚生のようなコンピュータ技術者だったもの者に言わせれば、半導体の塊のような太陽光パネルが、20年も保守なしに稼働するなど奇跡に近い。せいぜい5年~10年程度、保守なしで稼働したら良いほうだろう。そう考えれば、500万の投資で、引き上げ前でも収入は500万円程度だろう。設置コストとほぼ同じだ。引き下げられれば、逆ザヤになる。田舎に行くと、太陽光パネルを、これ見よがしに屋根に設置している。愚生は、屋根が傷むから止めほうがいいと思う。オール電化だった家庭が、福島原子力発電所の事故で、輪番停電になった時に、いかに悲惨だったかを思い出す。光熱のインフラなど都市ガスと併用して、不慮のリスクに対応したほうがよい。近年、中国企業の採算を度外視した設備投資で、多くの太陽光パネル製造会社が赤字に陥った。今回の処置で、太陽光発電関連の倒産件数も、飛躍的に増えるだろう。
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