捕らぬ狸の皮算用かもしれない。
ギリシャで、ユーロ圏からの離脱不安を背景に、預金の流出が加速している。景気低迷を受けて不良債権が増えていることが原因だ。サブプライムローンの時も、何が不良債権か判らないくらい広範囲に発生した。キリシャの場合も、不良債権査定を厳格化した結果、ルーマニアやブルガリア向け債権を減損処理した。銀行が潰れれば、お金が引き出せない。事前に、国民が預金を引き出すのはあたりまえだ。おまけに、チプラス政権と欧州連合の支援交渉が難航している。ギリシャの場合、ECBの支援をうけ、政府から銀行に資本注入をしなければ支えきれない。ギリシャ中央銀行によると、預金残高はこの10年で最低水準に落ちたという。こういう背景があるのか、ユーロは円や他の通貨に対しても売られ1ユーロ=129円後半となった。欧州大陸(イギリスは除く)の株は、以前の日本株のようにユーロ安になれば上がる。要するに、海外投資家はドルベースで欧州株を見ている。そのため、欧州株を買うと同時にヘッジをかけるためにユーロ売りを行う。その結果、ユーロ安となることが多い。今後のことはよくわからないが、ECBの量的金融緩和でユーロが売られ、将来的には、1ユーロ=1ドルを下回ると予想されている。(ただし、アナリストの予想は50%の確率というから当てにはならない)愚生も、この見立てに納得して、円ヘッジありの欧州株を買ったが、結果は今までのところ芳しくない。海の向こうのことは、よくわからない。為替を気にしなくていい、国内に投資しようと思えば、債権金利があまりにも低いため、日本株や日本のリートしか対象がなくなってしまう。ところで、分割前に買ったオリエンタルランドの株が急伸した。前回、ファナック株の時は、早めに売って儲けそこなった。二匹目の鰌になるか判らないが、今度は長期保有しようと思う。オリエンタルランド株は、法人の固定株主が多く、4分割しても浮動株は7000千万株程度しかない。27日の出来高は、1000万株超えというから、買った株主が長期保持すれば、品薄になる。需給の関係で、株は下がりにくいと踏んでいるが、捕らぬ狸の皮算用かもしれない。
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