会社の常識・世間の非常識
40年も付き合いがなかった学友と連絡を取ると、つくづくその人の人生が垣間見られる。愚生も含めほとんどの人は、自分の価値観で物事を判断する。「会社の常識・世間の非常識」と言う言葉がある。要するに、「社会一般通念」というのは実に曖昧で、自分の経験からしか会得できないため、人それぞれにずいぶん違うものだ。例えば、電機労連なら帰宅のためにタイムカードを通した時間まで、無条件に残業が付与される。他方、自己申請で改めて残業を申請するような会社では、自然とサービス残業をする体質になる。「始業時間の30分前」「5分前には準備を終える」は、製造部では当たり前だろうが、開発部では自由気ままに仕事をする。こうした環境も「その職場内での常識」でしかない。ところで、学生時代にいつも忙しいが口癖で、直前にならないと出欠を言わない学友は、今でもその性格は変わらない。そうであれば、彼のサラリーマン人生は、他人と協業ができないだろうから、辛い思いをしたのではと同情する。そして、当然だが、組織を動かすような立場にはなっていない。上司がテキパキと判断してくれなければ、部下が右往左往してしまう。長い勤め人生活を経験したせいで、多くの人の価値観を見る機会があった。そして、つくづく「自分の常識・他人の非常識」を感じた。
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