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2015年3月 9日 (月)

キャンパス内に建立された忠犬ハチ公

Dly1503080026p1 忠犬ハチ公の新たな像が、東大農学部のキャンパス内に建立された。忠犬ハチ公は、主人の死後、渋谷駅の改札に10年間通い続けたというエピソードがある。お登りさんの愚生は、携帯電話が普及していない時代、東京の地理に暗いため、渋谷の待ち合わせ場所はいつも忠犬ハチ公にしていた。当時、ハチ公の周りは、待ち合わせ場所として使う人が多いせいか、人垣でいっぱいだった。今回、建立されたハチ公は、主人に会って喜んで飛びつく犬の像だ。銅像を依頼したひとは、ハチ公の嬉しそうな様子として最適だと思ったのだろう。ただ、犬を飼っていた経験のある愚生は、少し異様な感じがする。何故なら、犬が足を上げて飛びつくと、小さい子供などには危険だ。そのため、飼い主は、犬が飛びつかないようにしつけている。愚生の飼っていたラブラドール・リトリーバも45kgもあったが、絶対に飛びついたりしなかった。像はともかく、愚生はこれまで犬を何匹か飼った。犬はいつも最愛の親友だった。飼い主の心情がよく読めるのか、落ち込んでいる時や寂しそうにしている時は、やさしい仕草で慰めてくれた。そういう犬たちとも、生きとし生けるものの宿命で最後は悲しい別れとなった。愚生のような歳になると、死後のことも考えて、安易にペットを飼うこともできない。そう思いながら振りむくと、物心がついたころから家の住人のロシアンブルーは、不愛想にあくびをした。

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