米ドル紙幣を持っているのが一番安全?
ECB(欧州中央銀行)が、量的金融緩和を始めたことにより、12月から売られていたユーロが一段安となった。12月は円に対して1ユーロ=147円だったものが、今朝は1ユーロ=128円とユーロ安になっている。ECBが国債の買い上げをする前に、下がり切ったかと思ったが、どんどん売られる。これでは、ドルに対して1ユーロ=1ドル以下の「パリティ割れ」になってしまいそうだ。日本に住む愚生は、欧州株がいくら上がっても急激なユーロ安では、円換算でマイナスになってしまう。そして、安全資産の金も1オンス=1150ドルまで値下がりしている。このように債権金利の低下、米国株安では、紙幣価値の毀損を救う手段はないようだ。世界中、金融緩和のバブルとデフレで混沌としている。全く信用を置いていないアナリストの意見でも聞きたくなる。そう思いながら、日経ラジオを聞くと、アナリスト自身が、米国株安下で、日本株が上げる理由がわからないという始末だ。つい先日まで、1ドル=120円など忘れてほしい、110円になると予想していた立派な肩書きのアナリストも、予想が外れたことを忘れたかのように口を閉ざしている。米国株も一か月ぶりの株安となったため、深みに落ちる前に、腹立たしいが、欧州株を含め7割方の海外株投資信託を解約した。今回は、リーマンショック後の7年にもわたる長い上昇局面のため、米国の政策金利の利上げで、債権、REIT、金、株、全てが下げるようだ。どうも米ドル紙幣そのものを持っているのが、一番安全なようだ。ただ、すべての物が下げるようでは、デフレ脱却はできない。本当に、これでいいのだろうか?愚生のように、僅かな資産しか持たない者が、金融を考えること自体、時間の無駄のような気もする。
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- 日本の政治家は使えない人物が多過ぎる(2020.08.13)
- 世界への貢献度「大学ランキング」(2019.05.04)
- 一度結んだ契約を蒸し返せば、半島人と同じ(2019.01.10)
- 友達よ泣くんじゃない(2018.03.31)
- 昔を振り返って共感できる大学生時代(2016.12.03)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ブログを再開しました。(2023.11.18)
- 浄粒善行はtwitterに移行しました。@jyohryu(2023.04.27)
- 今日でブログを終了します。(2023.04.14)
- N党の混乱に思う(2023.04.13)
- 不倫の無能男な現職知事(2023.04.10)
「基幹システム」カテゴリの記事
- 4~5年前から徐々に明らかに(2022.08.04)
- コピーして庁舎外に持ち出す運用が問題(2022.07.07)
- システムのクラウド化が市場予想を超える(2022.01.25)
- 情報処理データは爆発的な拡大(2022.01.03)
- クラウドサービスは今後も爆発的に伸びる(2021.04.06)
「株・為替」カテゴリの記事
- 骨折り損のくたびれ儲け(2023.02.16)
- 取り越し苦労をするよりポジションを空(2023.02.08)
- 元お笑い芸人の井村俊哉さん(2023.02.07)
- 注目されていたFRBの声明(2023.02.02)
- ドルの続落も見込まれる(2023.01.29)
コメント