長生きする老人はつくづく大変
先週金曜日は、日本を含む欧米の株価指数が大きく下げた。そろそろ、欧米ファンドの手じまい売りが始まったのだろうか?日本の株式市場は、個人や投資信託が売り、外国のファンドが買い手だったという。Sell in Mayで、買い手がいないようなら、今週は大きく株価が調整する。FXなどは「10末買い、4末売り」という。やはり、6月上期決算で夏休みとなるから、4末までに清算するのだろう。昨年を振り返れば、10月末の黒田バズルカ第二弾が施行されるまで、売り込まれて株価は軟調だった。今年は、世界中が金融緩和で金余り状態だ。安全な債権に投資しようにも、利回りが低くて投資対象にもならない。ドイツの10年物国債の利回りが、0.08%というから恐れ入る。日本の国債も、0.3%と過去最低の利回りだ。運用投資先がないので、地銀はREITを買っているという。昨年、米国REITなど、為替ヘッジをかけなければ、軒並み40%を上回る上昇だった。愚生も、昨年は年初に大きく負けたが、後半はREIT指数の上昇でなんとか帳尻があった。今年は、米国の政策金利が上がるというが、先がはっきりせずに、見通しがきかない。ただ、通貨の供給過多になる状況からみて、資産デフレという状況下でもバブルはかならず発生するだろう。そして、通貨価値の毀損による政府債務の軽減がはかられる。年金の毀損は、避けようがない。こう考えると、これから長生きする老人はつくづく大変だと思う。そして、青江美奈の長崎ブルースの歌詞が、ふと頭に浮かぶ。
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