安い出演料でラジオ番組に
デイトレーダーの60%は、ラジオ日経を聞いているという。ずいぶん昔の短波放送と違い、インターネット放送は、音が鮮明で太陽の黒点など気にしなくて聞ける。毎日、株式評論家という人たちが登場し、自身の推奨銘柄の入ったDVDの宣伝・販売をしている。愚生は、デイトレーダーでもないし、資産家でもない。ただ、お笑い番組より面白いので暇なときに聞いている。株のテクニカルなチャート説明などは、参考になるが、技術的な視点からの企業診断は、証券マン出身者が多いせいか、耳学問の解説者が多い。また、政治に至っては、愚生などと遜色もなく、底の浅い評論家も多い。全体的に、風が吹いて結果が出たことへの後付講釈が多い。一方、証券会社の現役トレーダーなどの説明は、その会社のポジショントークも多いのだろう。いずれにせよ、参考にしても、信用はしないことにしている。予想がほとんど的中するなら、安い出演料でラジオ番組など出演しない。バークシャー・ハサウェイ社のウォーレン・バフェット氏のように、自身で投資するだろう。トレーダーと言っても、勤め人として会社のお金で売買するのと、自らのお金で投資することは大きく違う。優秀だと言われたトレーダーが、個人の資産運用に失敗するケースは多いという。有名な株式評論家も、息子と共同運営した投資会社で、運用資産を大きく毀損させた話も聞く。自身の金の運用は、個人の欲という感情が入り込むせいか、冷静な判断ができないのかもしれない。投資で成功している人の共通点は、自身の作った規則を杓子定規に適用できる人のようだ。それを知って、愚生など金科玉条の投資規則などあるかと思い浮かべてみた。勤め人時代の上司同様、朝令暮改のことが多い。そして、当時の上司に、方針のぶれを指摘すると「君子豹変する」と逆に窘められた。とても君子とは、言い難い上司だったが・・・
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