米軍が韓国軍の指揮権を持っている
韓国大統領が自国軍隊の指揮権を持っていない理由を探っていくと、李承晩という大統領に行きつく。李承晩は、米国政府に対しサンフランシスコ講和条約草案において執拗に、対馬、竹島を日本領から外すように要求していた。 しかし、米国国務省は、ラスク書簡にもあるように、韓国政府の要求を、再三にわたって拒絶した。そこで、李承晩は、国際法上根拠のない「李承晩ライン」を引き、竹島を占領した。さらに、1949年1月年頭記者会見で、対馬の領土主張の声明を出し、朝鮮半島南部での大演習を装って、対馬、九州北部への侵攻計画を実行に移しはじめた。「李承晩ライン」は当初、九州全体までも含んでいた。それを察知した、マッカーサーは激怒して、国連軍による占領統治中の地域に、韓国が進駐するなら、米軍は朝鮮半島から引き揚げると警告した。ところが、李承晩はその警告を無視して、対馬に攻め込もうと、朝鮮半島南部に韓国軍を大移動した。米国国務省は、警告の通り朝鮮半島は、国連軍の守備範囲でないと、在韓米軍を朝鮮半島から撤退させた。その旨を聞いて、北朝鮮金日成とスターリンは南朝鮮に侵攻した。韓国が独立した時には、李承晩大統領は、完全な韓国軍の作戦統帥権を持っていた。ところが、北朝鮮が南進した途端に、李承晩は、首都を捨てて、橋を落として逃亡した。マッカーサーは、李承晩に韓国軍に逃げずに戦うように命じろと言ったところ、李承晩は、指揮権を米軍に譲るから、米国が代わりに指揮してくれといって、指揮権をアメリカに移譲する書類にサインして逃亡した。昨年、300人の乗客を放置して、自分だけ逃げだした「セウォル号」の船長や、燕とまぐわいが忙しく対策を怠った朴槿恵大統領と通じるものがある。それ以来、米軍が韓国軍の指揮権を持っている。自国の軍の指揮権を持っていないことは、こういう歴史的経緯が理由だ。そして、米国も憲法九条の問題に気づき、警察予備隊(自衛隊)を発足させた。これらの経緯を辿れば、韓国が集団的自衛権により、日本の自衛隊の国外で自由に活動することを恐れる理由がわかる。なぜなら、韓国人は日本人も彼ら同様の思考と行動をすると思っているからだ。韓国は、安倍晋三首相の米議会演説に対抗して米紙ニューヨーク・タイムズに「真珠湾爆撃」の広告を掲載した。広告は、大きな題名の下に1941年12月7日の日本による米国ハワイ真珠湾爆撃当時の現場写真が背景に挿入されている。 浅ましい限りだ。
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