投資に学歴は関係ないという
今朝の豊島逸夫氏のコラムに、投資に学歴は関係ないという記事が面白かった。ただし、胆力・基礎知識は必須だそうだ。豊島氏が、チューリヒのスイス銀行トレーディングルームで働いたとき、所属ディーラーの半数は高卒だった。理論に基づき相場を張っても、その結果は惨憺たるものだった。経済理論は一定の前提に基づくのだが、知れば知るほど、あれこれ考えすぎて、売買決断ができなくなってしまったという。教育水準が高い人材に共通していえることは、後講釈はうまい。過去のデータを表計算ソフトに並べ、相関関係らしき傾向を見つけ出し説明する技にはたけている。株式評論家という人たちはこの部類だろう。自分でやって儲かるなら、わざわざ安い出演料でラジオに出ない。銘柄を選んで、人に推奨などしないで、お金を借りてでも自己資金で取引したほうが儲かるはずだ。ところで、米国の政策金利引き上げが、毎日話題になっている。愚生のような者は、僅かな資産しか持たないのに、いっぱしの投資面して日経ラジオを聞く。勤め人を終えた老人やネットに噛り付くデイトレーダーなど多くの人が聞いているという。別段、株で儲けようとは思っていないが、非生産的だとは思いながら思案しているのが楽しい。豊島氏によれば、相場で最後の売買判断には、「勘働き」による瞬間的決断によるところが大きいという。そして、強いストレスがかかるため、胆力がないといけないそうだ。こう聞くと、相場師とは、頭はいらないが、肝っ玉が大きくないといけないようだ。愚生は、やくざなF社で勤務したおかげで、神経だけは図太くなり、物事に動じなくなった。トレーディングには向いているようだが、一向に成果は上がらない。儲けようと思わないで、財務諸表をしっかりみて、気に入った株に長期投資するのが、最善のような気がする。
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