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2015年4月 7日 (火)

ユニセフと日本ユニセフ協会

Images ユニセフと日本ユニセフ協会は、紛らわしいが別の組織のようだ。愚生はよく知らなかったが、黒柳徹子さんは前者の「ユニセフ親善大使」で、 アグネス・チャンは後者の「財団法人日本ユニセフ協会大使」とのこと。そして、ユニセフ東京事務所(渋谷区)に寄付をすれば、全額が国連ユニセフに行き、日本ユニセフ協会(港区)に寄付をすれば、財団の経費を差し引いた金額が国連ユニセフに送られる。どちらも寄付行為を行っているが、日本ユニセフ協会は、寄付金から20%以上の金額を経費として計上していることと、その用途を詳細に出さないことから、非難されているようだ。ところで、アグネス・チャンは、日本で活動しているため日本国籍か中国籍だと思っていたら、イギリス国籍だった。イギリス国籍でも全く問題はないだろうが、日本ユニセフの本部ビルは、高輪の一等地にあって時価十数億もする。その取得費が、日本ユニセフ協会への寄付金から拠出されていることで非難を浴びている。愚生はカトリックだが、宗教法人であっても金の流れが怪しい団体は多い。日本ユニセフ協会が、特に問題があるとは思わない。アグネス・チャンに対する悪質な批判や中傷で、彼女を貶めることは筋違いだ。しかし、彼女へのある程度の非難には納得する。なぜなら、人権問題に取り組む彼女が、人民大会堂でコンサートを開催し、中国共産党の代弁者のような言動では困る。そして、彼女のチベット、ウイグルの人権問題を言及しない姿勢は、ダブルスタンダードに見える。自分はイギリス国籍で安全な場所にいて、慈善家としてのパーフォマンスを、自身のタレント商売に利用していると疑われても仕方がない。彼女もカトリックだというから「マタイ6章1-18」は、知っているはずだ。『見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。さもないと、あなたがたの天の父のもとで報いをいただけないことになる。だから、あなたは施しをするときには、偽善者たちが人からほめられようと会堂や街角でするように、自分の前でラッパを吹き鳴らしてはならない。はっきりあなたがたに言っておく。彼らは既に報いを受けている。施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。』
愚生が、アグネスに意見することは、はなはだ筋違いなことは承知している。

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