高所恐怖症で、これから日本株に投資
豊島逸夫のコラムに、最近ヘッジファンド関係者から「米国はもはやベストな選択ではない」というコメントがしきりに聞かれる。大手ヘッジファンドは、米国株の空売りを増やしている。今年は米国企業の業績が縮む可能性が強いという理由だ。欧州株は、変われ過ぎで、中国株は初心者の個人投資家主導なので、相場が不安とくれば、選択肢が日本株しかない。そのため日本株にお金が集まるという。確かに、昨日は日経平均2万円を越えて引けた。こうした短期のホットマネーは、米国、欧州、日本、そして新興国と循環的に回遊する中、長期の米国年金マネーは、米国株の運用配分を減らし国際分散運用傾向を強めているという。豊島氏のコラムから読み解けることは、米ドルが弱いならこれから大きく円安に振れることはない。日本の株式評論家は、株価調整時期で相場が崩れるから危険だというコメントばかりのせいか、個人投資家の多くは売り越している。その結果、儲けている人は少ないようだ。愚生もおっかなびっくりで、デイトレ程度の売買しかしていないため利は、入っていない。とりあえず、米国が弱いなら資金も集まらないだろうから、数年前に買った米ドルを売った。そうはいっても、高所恐怖症で、これから日本株に投資する気にもなれない。ただ、バブルが醸成されていく中で、何か実物資産を持たなければならない。米ドルだけは、為替ヘッジ無しでも持てると思っていたがそうでもないのなら、為替を気にしなくていい国内の株やREITくらいしか見当たらない。この安黒(あんこく)バブルが、破綻すれば四半世紀前に逆戻りだ。一寸先も見えず、困った時代に老後を過ごさねばならない。
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