プロの勝負師なら美学で棋譜を
コンピューター将棋ソフトとプロ棋士5人が真剣勝負を繰り広げる「将棋電王戦」第2局で、永瀬拓矢六段は落ち着き払って指した手は、成れる角を成らずに相手に王手をかける2七角不成。ソフトは不成を認識できないというバグがあったため、王手がかかっていると判断できず、王手放置で敗れた。永瀬は、対戦するソフトを事前に借り受け、研究を積んだ上で本番に臨んでいるから、ソフトが飛車と角、歩の不成に対応できないというバグを見つけていた。反則ではないが、歩詰めなどを除けば、実戦で成れる角を成らない手はない。そして、永瀬は練習対局での勝率は「1割程度だった」というから、実力では負けていた。「バグで勝った」永瀬には、プロ棋士としての恥を知れと言いたい。勝ち負けの前に、観戦者がプロ棋士を貶める勝利など、認めてくれはしない。永瀬は、弱いから汚い手で逃げたと思われる。バグを知っていたなら愚生でも勝てる。コンピューターソフト同士の戦いでは、そんな卑怯なことをしないから、バグが残ったのだろう。プロの勝負師なら美学を持って、棋譜を残して頂きたいものだ。最終局の第5局も、阿久津主税八段はあえて自陣に角が打ち込まれるスキをつくった。プロ棋士同士の対局ではあり得ない指し手で、ソフトに「角」を打たせる展開に誘導し、コンピューターのバグを突いて勝った。勝因は、コンピューターの癖と盲点を研究した棋士側が、最善手を指さない悪手を指してコンピューターに勝つ戦術だった。こう見ると、禁じ手を使った勝利に価値はあるのだろうか?コンピューターソフトは、既にほとんどのプロ棋士の棋力を超えている。
失礼だが、美学を持たない棋士の成績を拝見した。
阿久津主税八段 A級 0勝8敗 降格
永瀬拓矢六段 CⅡ級 6勝4敗 昇格できず
| 固定リンク
「ゲーム」カテゴリの記事
- 支那・南鮮製のコピーゲーム問題(2019.12.29)
- ゲームについては中国共産党が発売前に審査(2018.08.17)
- 冤罪問題を引き起こした将棋棋士への断罪(2017.01.19)
- 第三者委員会とは将棋連盟ご用達の弁護士(2017.01.17)
- どんな恨みを三浦九段に持っているか(2016.12.20)
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- テレビ局はコンテンツが問われる(2022.12.23)
- アップル株は売り(2022.11.10)
- ネット画像表示器(2022.11.06)
- 為替が安定してくれば成長率は復活(2022.10.26)
- 宣伝広告費は、どんどんネットにシフト(2022.09.26)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ブログを再開しました。(2023.11.18)
- 浄粒善行はtwitterに移行しました。@jyohryu(2023.04.27)
- 今日でブログを終了します。(2023.04.14)
- N党の混乱に思う(2023.04.13)
- 不倫の無能男な現職知事(2023.04.10)
「趣味」カテゴリの記事
- 生死や運不運もすべて「ゆらぎ」の結合体(2021.01.03)
- いつの間にか、ニコンのカメラは無くなった。(2019.12.25)
- 売却したカメラやレンズには申し訳ない。(2019.12.16)
- 趣味とは、お金の無駄使い(2019.11.21)
- 新しいカメラを手にした時の嬉しさは格別(2019.11.07)
「将棋」カテゴリの記事
- 5月初めには7冠を達成(2023.04.12)
- 玉の守りは金銀三枚(2023.03.23)
- タイトル6冠を20歳8カ月で達成(2023.03.20)
- 身分を明かさないでの寸評は困る(2023.02.27)
- 将棋の神様に見放された棋士は負け(2023.02.19)
コメント