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2015年5月 4日 (月)

プロの勝負師なら美学で棋譜を

Middle_1296612900 コンピューター将棋ソフトとプロ棋士5人が真剣勝負を繰り広げる「将棋電王戦」第2局で、永瀬拓矢六段は落ち着き払って指した手は、成れる角を成らずに相手に王手をかける2七角不成。ソフトは不成を認識できないというバグがあったため、王手がかかっていると判断できず、王手放置で敗れた。永瀬は、対戦するソフトを事前に借り受け、研究を積んだ上で本番に臨んでいるから、ソフトが飛車と角、歩の不成に対応できないというバグを見つけていた。反則ではないが、歩詰めなどを除けば、実戦で成れる角を成らない手はない。そして、永瀬は練習対局での勝率は「1割程度だった」というから、実力では負けていた。「バグで勝った」永瀬には、プロ棋士としての恥を知れと言いたい。勝ち負けの前に、観戦者がプロ棋士を貶める勝利など、認めてくれはしない。永瀬は、弱いから汚い手で逃げたと思われる。バグを知っていたなら愚生でも勝てる。コンピューターソフト同士の戦いでは、そんな卑怯なことをしないから、バグが残ったのだろう。プロの勝負師なら美学を持って、棋譜を残して頂きたいものだ。最終局の第5局も、阿久津主税八段はあえて自陣に角が打ち込まれるスキをつくった。プロ棋士同士の対局ではあり得ない指し手で、ソフトに「角」を打たせる展開に誘導し、コンピューターのバグを突いて勝った。勝因は、コンピューターの癖と盲点を研究した棋士側が、最善手を指さない悪手を指してコンピューターに勝つ戦術だった。こう見ると、禁じ手を使った勝利に価値はあるのだろうか?コンピューターソフトは、既にほとんどのプロ棋士の棋力を超えている。
失礼だが、美学を持たない棋士の成績を拝見した。
阿久津主税八段 A級  08敗 降格
永瀬拓矢六段  CⅡ級 64敗 昇格できず

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