ローブ氏がアベノミックスを評価
注目の米国4月の非農業部門雇用者数は前月比22万3000人増加。家計調査に基づく失業率は5.4%と、2008年5月来の最低となった。平均時給は前月から0.1%増加で、賃金の伸びは抑制されている。今回の指数発表で、米株式相場が3月以降で最大の上昇となった。ヘッジファンド運用者ダニエル・ローブ氏は、米政策金利が引き上げられても、企業利益の伸びが株式投資に好機をもたらすとの見方を示した。ところで、この資産家のダニエル・ローブ氏が率いるヘッジファンド名は、ソニーやファナックの投資で話題になった。そのローブ氏は、電話会議の中で「日本での潜在的な投資機会に胸を躍らせている。数週間前の日本訪問では企業の幹部や政府当局者と会う機会があった」と述べたという。物言う株主でもあるローブ氏はファナック株を取得し、同社に対して株主還元を強化するよう促した。さらに、投資家に宛てた書簡で、安倍晋三首相による企業活性化に向けた取り組みは有望だとしたほか、ファナックについては「日本のアップル」と評したという。日本の株式評論家がいくら囃したところで、聞く耳は持たないが、ローブ氏のような投資家が発言すると重みがある。日本まで来て政府当局者と会っての発言だから、ローブ氏がアベノミックスを評価していることは、ポジショントークではないだろう。こう考えると、上昇が終わりに近づいた米国株に比べ、日本株はこれからも上昇するのだろうか?そうあって欲しいものだ。
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