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2015年5月 9日 (土)

日本は「太平洋国家」という二面性

Img_1 先月29日、安倍首相が米国連邦議会上下両院合同会議で演説した中で、「日本はオーストラリア、インドと、戦略的な関係を深めた。東南アジア諸国連合の国々や韓国と、多面にわたる協力を深めていく」と語った。安倍首相の協力の優先順位において、韓国は東南アジア諸国よりも下ということを明らかにした。韓国の勘違いは、日本を「北東アジア」という枠組みの中で捉えているため、容易に理解できていないことだ。反対に、地理的・歴史的に最も近い韓国に、どうしてこうも冷たくできるのだろうかと反発する。今回の安倍首相の演説は、オバマ大統領が、欧米メディア向けに寄稿した「日本はもはや、自らを極東とは考えない。われわれは環太平洋地域の中心にある」としたことに起因する。日本は「東アジア国家」と「太平洋国家」という二面性を持っている。日本の古は、大陸経由で渡ってきたアジア系と、南太平洋からやって来たポリネシア系の混血だ。極東に位置するため、それより東には行けない。古くは、紀元前722年にアッシリアに滅ぼされた北イスラエルの十部族が天皇家の「祖先」とする説もある。また、百済が滅亡した際、多くの貴族や支配層が、支那に奴隷として連行されるのを避けるため、日本へ亡命した。このような多様な文化が流入しても、それを排除せずに受け入れ、そして混じり合わせて、今の傑出した日本文化を築いた。勤め人時代、韓国出身の朴さんが、愚生にどうして日本では一つの漢字に多くの異なる読みがあるのか。いい加減にしてほしいと愚痴をいっていたのを思い出す。確かに、訓読み以外の音読みにも、中国語起源の呉音・漢音・唐音・慣用音がある。ところで、支那の冊封しか頭にない韓国は、2000年近くにわたってアジアの国際秩序だった朝貢体制の外に位置した日本を理解できないようだ。ルース・ベネディクトは、様々な批判のある著書『菊と刀』の中で、天皇制は太平洋の島々で見られる「神聖首長」と同じ概念だと述べている。今回、安倍首相は、太平洋を結ぶ米国主導の対中封鎖網への参加と、太平洋諸国との経済的つながりの強化を訴えた。韓国は無視されたことを危惧するが、日本は明治維新以来、脱アジアを国是とした「太平洋国家」だ。中国中心の新朝貢体制に編入されようとする韓国などに、まったく配慮する必要はない。朴槿恵大統領が、日本を「太平洋国家」と捉えれば、自国が相手にされていないという現実が理解できるだろう。そして、日本と隣国付き合いをするのであれば、より冷徹に対日関係を直視すべきだ。正しい歴史認識とは、こういうことだ。

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